麻薬ギャング、腐敗した警察に支配されたリオデジャネイロのスラム街は“ファヴェーラ”と呼ばれる。 本作は、数あるファヴェーラの中でも最も危険な地区として知られるヴィガリオ・ジェラウを舞台に、 絶望的で息詰まるような日常から、希望ある未来を子供達に示そうと立ち上がった男を追ったドキュメンタリーである。
『シティ・オブ・ゴッド』でも描かれた、信じられないほど暴力的なリオのスラム街”ファヴェーラ“。 音楽によって変革をもたらす男を鮮烈に描いた本作は、トライベッカ映画祭を始め世界中の映画祭で20を超える賞を受賞するなど高い評価を得ている。
19世紀、戦争で戦った兵士たちが、丘陵地帯に仮住居を構え、政府からの正式な住宅提供を待ったものの、政府からの提供や認可が無かったため、結果として不法占拠となってしまった住宅街。ファヴェーラの語源は、先住民達の祖国にあった丘の名前であるとか、生息していた植物の名前であるとかの説がある。