アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)
1908年、フランス生まれ。1947年、キャパらと写真家集団『マグナム・フォト』を設立。1952年に写真集『決定的瞬間』を発表し、今も世界中の写真家に大きな影響を与え続けている。1966年よりマグナムの寄稿写真家となる。1970年代半ばよりデッサンや絵画に時間を費やすようになり、1975年に初めて絵画の展覧会を開催。2004年8月3日、南フランスの自宅にて死去。享年95歳。2004年に日本で公開されたドキュメンタリー『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』は大ヒットした映画の1本となった。2003年パリで開催された大回顧展は、2007年6月19日〜8月12日に日本で開催されている。
イヴ・アーノルド(Eve Arnold)
1912年、アメリカ生まれ。1946年頃から写真に興味を持ち始め、1957年に女性初のマグナム正会員となる。マリリン・モンローと交流を深め、貴重なプライベートシーンを数多く残していることでよく知られている。現在はイギリスに住み、95歳の現在も写真界に多大なる影響を与え続けている。
ルネ・ブリ(Rene Burri)
1933年、スイス生まれ。1959年にマグナムの正会員。スチール写真だけにとどまらず、フィルム制作やビデオ、コラージュなどにも才能を発揮している。1963年、チェ・ゲバラの有名なポートレートを撮影。建築家とも交流が深く、ル・コルビュジェのアトリエなどを撮影している。
マルティーヌ・フランク(Martine Franck)
1938年、ベルギー生まれ。1965年、フリーランスの写真家としてキャリアをスタート、1972年には仲間とフォト・エージェンシーを設立。1983年にマグナムの正会員となる。マグナム創設者の1人アンリ・カルティエ=ブレッソン夫人として、彼のポートレートも多く撮影している。
バート・グリン (Burt Glinn)
1925年、アメリカ生まれ。アメリカ写真界の重鎮と評され、過去4回にわたってマグナム会長を務めている。1949〜50年にライフ誌に勤務した後はフリーランスとなり、1954年よりマグナム正会員となる。ヨーロッパや日本企業の広告撮影も頻繁に行っている。
フィリップ・ジョーンズ=グリフィス(Philip Jones=Griffith)
1936年、イギリス生まれ。1966〜70年にかけてベトナムを取材し、当時世界最高の戦争写真家と評された。1971年に正会員。1980年よりマグナムの会長を5年間務める。アメリカをベースに各国の主要雑誌に作品を発表しているが、企業広告も数多く手がけクライアントより極めて高い評価を得ている。
デビッド・ハーン(David Hurn)
1934年、イギリス生まれ。社会的テーマからファッション、映画のスチール写真まで幅広く活躍し、一流の報道写真家として国際的な地位を確立。1967年よりマグナム正会員となるが、同時に教鞭を取っていた。1990年から再び写真家として再スタートをきっている。
コスタ・マノス(Constantine Manos)
1934年、アメリカ生まれ。14歳ですでにカメラを持ち撮影を開始。1965年よりマグナム正会員となる。1984年よりアメリカ文化をテーマに大規模なカラープロジェクトに着手、1995年に出版された写真集「American Color」と新作を含めた展覧会が2007年7月20日〜10月14日、ライカ銀座サロンで開催された。
マーティン・パー(Martin Parr)
1952年、イギリス生まれ。英国各地で教鞭を取った後、フリー写真家として活躍。1994年よりマグナム正会員。イギリスで最も成功しているとともに、論争を巻き起こしている写真家の1人。絶版写真集の世界的なコレクターとしても有名で、日本の写真集にも造詣が深い。2007年7月7日〜8月26日、日本で初めての個展「FASHION MAGAZINE展」が開催された。

イーライ・リード(Eli Reed)
1946年、アメリカ生まれ。1970年から写真の仕事を始める。1981年にピュリッツァー賞を次点で受賞、88年にはワールド・プレス賞を受賞。1986年よりマグナム正会員となる。社会的テーマの取材が多い反面、映画界のスターやミュージシャンなどと交流があり、数々のポートレートを撮影。
マルク・リブー(Marc Riboud)
1923年、フランス生まれ。1951年以降にフリーランスの写真家となり活動、1955年よりマグナム正会員となる。1957年には西側の写真家として初めて中国の撮影に成功。1975〜76年にマグナムの会長を務める。1980年よりマグナムの寄稿家に転向している。
ラリー・タウェル(Larry Towell)
1953年、カナダ生まれ。大学在学中に写真と出会い、1984年よりフリーの写真家兼ライターとして活動を始める。1994年には、ガザ地区で空に向かって銃をかまえる子供の写真で世界報道写真大賞を受賞。1988年よりマグナムに参加、93年に正会員となった。
ドノヴァン・ワイリー(Donovan Wylie)
1971年、北アイルランド生まれ。10歳で写真を始め、17歳の時に撮影したアイルランドの写真をまとめた写真集が出版され注目を浴びる。1997年よりマグナム正会員となる。最近は、モスクワや中国、チェチェンなどの取材を続けている。
トーマス・ヘプカー(Thomas Hoepker)
1936年、ドイツ生まれ。1960年から雑誌のフォトグラファーとして働き、68年よりフリーのカメラマンとなる。1976年、ドイツで写真家に与えられる最高の賞を受賞。1989年よりマグナム正会員となる。2003〜2006年までマグナム・フォト会長を務めた。
ジョセフ・クーデルカ(Josef Koudelka)
1938年、チェコスロバキア生まれ。航空技術者として働きながら写真家としても活躍。1967年から写真に専念、68年にはソ連軍のプラハ侵攻を取材しロバート・キャパ・ゴールド・メダルを受賞。1974年に正会員となる。1994年、テオ・アンゲロプロス監督の映画『ユリシーズの瞳』のスチール写真を担当。
ルック・ドラエ(Luc Delahaye)
1962年、フランス生まれ。中東からグランド・ゼロまでテロ問題の最前線をカメラに収めている報道写真家。その写真の構図は19世紀の歴史画や戦争写真を思わせ芸術性が高い。2005年、自らの信条によりマグナムを離れている。